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入社3年目からのキャリアデザイン

プレゼンター: 稲住大輔

 

テーマ概要:沖縄県の完全失業率は全国に比べて高く、年齢階層別にみると特に若年者(15〜29歳)の完全失業率が高い現状にある。

その要因の1つとして、大卒者入社3年以内の離職率の高さが影響している。

早期離職は、企業側にとっては投資コストの損失、従業員側にとっては再就職が困難になる等、双方にとってデメリットがある。

企業や行政においても、自社内での人材育成や若年者定着支援事業等を通して、離職率の抑制に向けて取り組みを進めてはいるが、従業員側の意識改革も同時に必要となる。

“自らのキャリアは自らデザインする”という「自立的なキャリア形成」の考え方を浸透させ、若年者の意識向上を図り、沖縄県の離職率改善を目指す。

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プレゼン資料URL: http://www.slideshare.net/kembookenichitakara/3-32631240

 

【参加者ノート】

・デザインできてる(つもり)の人と、できない、何それ?な人との違いは何だろうか。ロールモデルの有無ではないだろうか?

・入社3年目のジレンマ(モチベーションダウン、後輩の指導に対する不安等)は、将来のイメージが浮かばないのが大きな要因なのではないか。

・沖縄の離職率の高さは、産業構造上の問題が大きいのでは?(業種によって定着率は大きく異なる。一般的にサービス業は定着率が低い。沖縄は他県に比べてサービス産業に偏重している。)

・早期離職は企業/個人双方にとってデメリット多い。スキルや経験が身につきにくい。

・社内研修で何年も同じ研修をしていたら、見直し/フィードバックがない可能性が高い。

・キャリア形成は「自立」よりも「自律」。

・ミッションとバリュー:自分の望む生き方はどのようなものか?働くことにどのような価値があると考えるか?・・・これら2つに対する解をもつことがキャリアに迷わないためのヒントになる。

・”ミッションツリー”:ツリーにすると思考を整理できる。ミッション-ビジョン-目標-手段。ワーク、ホーム、コミュニティー、セルフ。

・”トレード=オフ”:orではなくandで考える。人生の複線化。シナジー効果。

・”パラレルキャリア”:副業(報酬が目的)だけではなく、広義のキャリア形成(コミュニティー活動など)。

・自分のキーワードを決めることで自分にタグ付けする。キーワードを複数掛け合わせることで自分の土俵を作ることができる。→Personal Branding!!

・企業のキャリア形成支援のポイントは、従業員の”安定”より”安心”を!従業員に希望や期待感を感じる将来像を見せる。ゴールを共有する。個人のミッションと企業のミッションのリンクする部分を重点的にフォーカスする。

・好きな言葉:"可能性は無限大”、”未来って、今をどうするかだ”

 

<ディスカッション>

・個人の価値観の明確化と、企業のミッションとの整合。

・離職率が高いのは本当に問題か?メリットもある。

・転職について。経験の長さはスキルの高さに結びつく。

・価値観を自分の言葉で語れるためには、何が必要か?

 

<感想>

・キャリアについての考え方が広がった。

・色々なアイディアを聞くことができて、刺激になった。

 

プレゼンター 稲住大輔さん、難しいテーマでしたが、色々な考えを紹介しながらの素晴らしいプレゼンでした。

ありがとうございました。

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